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船体保持台の制作
まずは船体を垂直に保持する固定台を制作する。世の中にはキールクランパーと呼ばれる帆船模型製作専用の船体保持台が販売されている。任意に角度を変えることができる自由雲台により特に制作の後半戦で役立ちそうだがチョット値が張るため簡易的なものを自作することに。。。
そこで準備したのがこれ。ベースの板材にキールの板厚の隙間を開けて保持用の板を釘で固定した。クランパーではなく隙間にキールを差し込むだけなので「がっちり固定」というわけにはいかないが、とりあえず船体を立てた状態で保持できるようにした。必要に応じて雲台付きのクランパーの購入も考えようと思うが当面はこれで十分である。
フレームの組付け
いよいよキールにフレームを組み付けていくわけだが、あらかじめ写真のように補助線を引いておくとよい。まずはキールにフレームとの差し込み溝から延長線を。フレームの差し込みがキール底面に対して垂直になっていることを確認する際に役立つ(差し込み溝が垂直になっていることが前提)。
場合によっては溝幅の拡大など修正加工が必要な場合もあるだろうが今回のキットはそのような必要もなくくみ上げることができた。
接着に使用したのは定番の木工用ボンド。これを両方の溝に塗布したのちに組み立てる。余剰分がはみ出てくるがあとから拭き取ればOK。なお、この木工用ボンドは黄色容器の標準品と白容器の「速乾タイプ」がある。多少悩んだ挙句「速乾タイプ」を選択したが、今回のように一枚ずつ塗布して組み立てるというやり方をする限り作業性の悪さは感じなかった。接着後1~2時間後から切削加工可能とのことで(標準タイプは3~4時間)作業効率を優先した。
今回はここまで。
続く。
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