いよいよ外板の貼り付け、、、の前にブルワーク貼り付けをすませる。
ブルワーク貼り付け
ブルワーク(bulwark)は、英語で砦、堡塁、防波堤などを意味する。船舶においては日本語で「舷墻」(げんしょう)と呼ばれ、上甲板の外舷に沿って立ち上げた波の侵入を防ぐ囲いを指す。
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要は側壁のこと。2mm厚ほどのプレカット合板を貼り付けるだけなのだが、初の「曲げ」が必要な工程となった。船首側が特に曲率が大きく、前加工をせず無理に貼り付けたのではすぐに剝がれてきてしまうので、あらかじめ船体形状に合わせて曲げ加工を施しておく。
曲げに用いたのは普通のアイロン。写真は水が入っているが実際にはドライで行った。ブルワーク内側にアイロンを当てながら曲げていく。思った以上に簡単に曲がってしまうので少しずつ様子を見ながら曲げていく。
曲げ加工したブルワークをフレームに木工用ボンドで接着し、釘を打ち込んで乾燥するまで固定しておく。この際、釘の打ち込み位置や角度はフレーム中央にしっかり垂直に行う必要がある。少しずれただけで簡単にフレーム側面から突き出してしまう。釘は後で抜くのでしっかり固定できればそれでいいのだが、余計な傷をつけてしまうし、写真のように化粧板を突き破って表に出てきてしまう場合もあり慎重に行うべきところである。
表面仕上げ
ブルワーク内側は外観として見える場所なので仕上げ処理が必要である。化粧板を貼り付けるとよいのだろうが、今回はキット標準仕様の塗装仕上げとした。塗装に用いるのはデッキ材と同様にワシンのステイン系塗料。デッキ材の時は「水性でありながら油性の風合いを持つ」という水性オイルステインであったのに対し、今回は純水性ステイン。このあたりの事情をよく知らずホームセンターで少量のものを選んできたので特に意図があって使い分けた訳ではない。実際塗ってみたところ、やはりオイルステインのほうがツヤ感があるような気もするが、色も違えば材料も違うので何とも微妙なところ。
なお、上述の曲げ加工は着色した後に行った。変色や焦げなどを心配したが特に問題はなかった。(油性だと問題でるのかな?)
さて、いよいよ今度こそ外板の貼り付けに移りたい。
今回はここまで。
つづく。
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