【サンマルタン号製作記㉖】帆装///完成

最終パートとして帆の取り付けと動索を施していく。

さらに展示用の船台とネームプレートを作製しサンマルタン号完成です。

帆を取り付けるかどうかは少々迷ってしまった。というのも、かねてから帆船模型は帆がないほうが美しいと感じていた。メーカーキットも帆無しというのが結構あるしそういう美感も結構あるんだろう。それでも今回は初めての作品ということもあって、船の構成要素はすべて詰め込むために帆装することにした。とくに古い船の場合はゴージャス感の出る帆装仕様のほうが似合うような気もするのである。

帆の取り付け部の詳細については、白石一信の「技法書」を参考にはしたものの完成を急いでしまい、ほぼキット付属品の素組で済ませることにした。また改めてじっくり取り組みたい。

船台は工作中ずっと使ってたものに倒れ防止棒を追加し、水性ウレタンニスで塗装して仕上げた。

名盤は真鍮板に彫金を施して作製した。わざわざタガネまで新調してやってみたがかなり難しかった。仕上がりはイマイチなのだが経験値を得たということで満足しておく。

以上をもって「サンマルタン号」完成。

初めての帆船模型、製作期間14ヶ月を経てようやく完成にこぎつけた。想像以上に時間がかかってしまったし、反省点を挙げればきりがないくらいだが、一通り作りきったことで結構自身もついてきた。なにより引き続き続けてみようと思えたことが何よりもの収穫だ。いつの日かオリジナルの模型をフルスクラッチで製作できるよう帆船模型をとおして構造物への理解と工作技術の向上に努めていきたい。

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